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こころの健康に参考になる本の紹介 カウマンの本棚㉝
「精神科医の本音」
益田 裕介 著
SB新書(22.8.15発行 本体900円)
著者はもちろん精神科医です。YouTube配信もされている方です。
内容は、精神科医をどう選ぶか、ロクに時間をかけないのはなぜか、
から始まって、精神科は儲かるのか、受診する基準まで書かれていて、
少しでも受診しようか迷いがある方には、とても参考になると思いま
す。
私たちのカウンセリングでも、精神科の受診を勧める場合がありま
す。今は薬が発達しているので、処方してもらうことが早期回復に向
かうと思われる場合や、自傷の危険が大きい場合です。
☆気づきがあったとこと☆
・「抑うつ状態」=「うつ病」ではない(p28)
・「このお医者さんが、信頼できるか?」チェックする際に私がお勧め
したいのは、家族を連れて行くことです(p55)
・精神科に通院しても医師は「5分+α」しか診てくれないのは。診療
報酬制度の問題と、精神科医の数が、患者さんの数に比べ圧倒的に足
りていないせいです(p60)
・精神科医療で扱う病気の場合、「治療」とは「元の状態に戻る」というよりも、「受け入れる」や「共存する」のイメージの方が近い気がします(p84)
・精神医学の本質は、精神障害の原因を「心」という概念的なものではなく、「脳」という機能的なものに求めたということです(p91)
・出す薬の数が多いほど点数を多くもらえるわけではなく、むしろ減点される仕組みになっていますので、薬を出せば医師は儲かるわけではありません(p115)
・精神科を受診する基準は?
①食事業は取れているか?
②眠れているか?
③動機がしたり、涙が出たりしていないか?
④残業時間が増えていないか?
⑤死にたい気持ちはあるか? (p126)
・精神疾患に限らず、病気は全てそうですが、早期発見、早期治療した方が、圧倒的に良い効果が得られます(P132)
・「カミングアウト」は慎重に。むやみに言わない方がいいし、率先してしゃべる必要はない。言うとしても用心して相手を選んだほうがいい。
・精神疾患を何年か患っているうちに、その状態にアイデンティティを見出す人もいます。「治ってしまうと自分じゃなくなる」「周囲から『可哀想だ』と思ってもらいたい」と無意識に考える患者さんです。(p149)
・私は、どんな患者さんに対しても、説教をしたりはしません。アドバイスを欲しているようなら教えますが、基本は「そういう生き方なんだな」と受け止めます。 説教で人の価値観は変えられないし、治療としてもうまくいかない。説教して良いことは、何もないのです(p155)
